手元供養とは
故人のご遺灰や形見等を身近に置いて供養。
―いつも近くで見守っていて欲しい。大切な人を想うその心をこめて―
大切な家族が帰らぬ人になってしまったとき、気持ちの整理がつかずに「故人をいつも身近に感じたい」「いつも近くで見守っていて欲しい」 という声が多く聞かれます。そのような方々の想いを叶えてくれるのが手元供養というご供養のかたちです。 故人の遺灰や髪の毛などを収め、ご自宅に置けることで、いつでも大切な方との絆を感じることができます。
手元供養とは、「絆を感じ、故人を忘れないこと」に他ならず、残されたご家族が生きることの大切さを気づかせてくれることと思います。
愛する人にいつでも手を合わせ、故人の安らかな眠りと思いを伝え、幸せを報告できる。
そういった対象があること、大切な人の存在や思い出をいつも身近に感じられることが残されたご家族の生きていく力になれるのです。
死生観、供養感の多様化
―宗教、宗派を超えた供養の形です。―
宗教的供養を望まない人が増え、従来の形式に加え、新たな供養の方法が求められております。
従来の墓地への埋葬のほか、散骨、樹木葬といった自然葬なども社会的に容認されつつあり、故人の生きた証を残したいという要望が増えています。
大切なことは、供養する形ではなく、故人を偲ぶご家族のお気持ちです。
供養する人の様々な事情・価値観に対応
―社会的・精神的背景に対応―
- そもそもお墓は不要と考えているが、何かで偲んでもらいたい。そのお墓の代わりとして。
- 次男・三男や嫁いだ身でも両親を供養したい。
- 経済的、あるいは何かの事情でお墓を建立できない代わりに手元供養品を。
- お墓が遠く、気になりながらもなかなかお墓参りできない。
- 高齢でお墓参りが困難になってきた人が一部を分骨し、日々手を合わせられるように。
- 海外生活や、転勤などで墓地の場所を決められないので、手元供養品で。
手元供養は、供養する人の様々な事情・価値観に対応でき、新しい供養の選択肢が求められています。